塩バター通信

シバタさんの頭の中。本のレビューを増やしたい。

facebookに書くことが無い理由

みなさんfacebook使ってますか?

わたしは登録してはいますが、人のを読むだけ。

何を書けばいいのかわからない・・・

なんでみんな書けるのか?なんでわたしは書けないのか?を探りました。

 

facebookって何を書いたらいいの?

ある日、お知り合いになった方とfacebookでつながりました。

「わたし何も書いてませんよー」とか言いながら。

わたしはtwitterが主なすみかで、フォローもフォロワーも自分で整理して居心地のよい場所をコントロールして作っています。

その中でなら、何でも言える。

だけどfacebookには、なんにも書くことが思い浮かびません。

文字数に制限が無いから?

ちがう。

リアルな知り合いばっかりだから?

半分、そうかも。

 

わたしはずっと、facebookは中途半端な知り合いが多くいるから書けないんだと思っていました。

でも、そうじゃなかったんです。

本当の理由はもっと深いところにありました。

 

みんなはfacebookに何を書いているのか?

何を書けばいいのか?と思ったとき、改めて人の記事を読んでみました。

「どこどこに旅行に行きました!」

「こんなおいしいものを食べました!」

「観劇してきました!」

日常、はたまた非日常体験の報告で溢れていました。

それからこんなものも。

「○月○日、△△でライブします!」

「□□っていうイベントに出店します!」

発信するものがある人っていいなぁ。

わたしには報告するようなこと何もないなぁ。

・・・ちがう!そうじゃない!

そのとき、やっと気づいたんです。

 

本当の理由は子供時代にあった。

わたしは4人家族の長女として生まれました。

両親はとてもかわいがってくれましたし、育てやすい子だったそうです。

そう、「育てやすい子」だったんです。これが理由です。

「育てやすい子」というのは「大人しい」「わがままを言わない」「大人の言うことを聞く」子どもなんです。

わたしは小心者でした。

それは根本的には今もあまり変わっていませんが、当時に比べるとずいぶんと厚かましくなりました。笑

子どもはなにかしたいこと・ほしいものがあったら、全力で母親にアピールしますよね。

ときにはお母さんがうんざりしてしまうくらいに。

わたしにはそれができませんでした。

いいえ、はじめはしていたはずです。

でも、ダメって言われる。いっつもダメって言われる。

それが続くと「どうせ言ってもアカン」「伝えても無駄」と最初から諦めてしまうんです。

その結果「母親の言うとおりにしているのが一番ラク」という考えにたどり着きます。

さらに「自分の欲求・思い・意見はいつも否定される」と思いこんでしまいます。

いつも否定されるので、自分の考えを持たずに成長したわたしは、とても恥ずかしいことですが、進学のときも就職のときも母親が「ここ受けたら?」というところを受けました。

自分でやりたいこともわからないし、目標なんてないからです。

これは誰が悪いわけでもなく、わたしの性格と母の性格の組み合わせが最適でなかったというだけのことなのですが。

その証拠に同じ母親に育てられた弟は、ずっと、やりたい放題やって生きています。

大人になって、実家を出て、親の価値観からようやく開放されたわたしは「もう否定されたくない」と思っています。

これ以上、近しい人たちに否定・非難されるのがこわいのです。

だからわたしは、実名で、リアルな人間関係のfacebookで、好きなものも、楽しかったことも、他愛もない出来事も、頭の中の考えも、書くことができません。

否定されたくない、踏み込まれたくないわたしの聖域だから。

でも、これに気づいてからは「なんだそんなことか」って「怖がることないのに」って思うようになりました。

今度、なにか書いてみようかな。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。