塩バター通信

シバタさんの頭の中。雑記。

新しいことを始める勇気

チェロを習うことになった。

人の声に近い楽器なのだそうだ。

昔見た韓国ドラマで、登場人物がそう言っていたのが印象的で、数年前から興味があった。

音域が似ているとか、そういうことなのだと思うけど、人の声に近いのかあってなんだか素敵だなあと感じたのが記憶に残っている。

いや、正直言うと、そのことすら、長いこと忘れていた。

ホリエモンこと堀江貴文さんの本「多動力」を読んで、「24時間ワクワクしよう」という言葉にハッとしたのがきっかけで思い出した。

わたしはこれまでいろんなものにハマり、すぐに飽きてきたけれど、だいたい常に好きなことや好きなものがあったり、好きな人がいたりした。

今わたしに日々をときめかせるものが何かあるだろうか。

何も思い浮かばなかった。

無いなら作るしかない。

思いつくままに紙に書き出した。

どうせなら消費するばかりのものでなく、少しでも生産性のあるものがいい。

その中で、チェロに憧れたことを思い出したのだ。

ほどよい大きさ、魅力的な音色、ひとりでも演奏できて、チェロ同士で合奏もできること、なんかが、いいなあと思うところ。

楽器自体が高いとか、練習場所を探すのが大変とか、なんとか演奏できるようになるまで3年はかかるとか、やらない理由はいくらでも見つかる。

だけど、今の状況から何かを変えたかったわたしは、勢いに任せてみることにした。

まず、すぐに教室を探し始めた。

その日のうちには見つからなかったけれど、翌日には楽器を無料で借りられる良心的な価格設定の個人レッスンの教室を見つけた。

その日はもう夜遅かったので、さらに次の日に体験レッスン申し込みのメールをした。

希望日程のやりとりをしたら、その2日後には体験レッスンを受けられた。

思い立ってから5日で願いが叶ってしまった。

もう少し行動し始めるのが早ければ、さらに縮まっていただろう。

体験レッスンを受けられたら、あとは正式に習うか習わないかを決めるだけだ。

二回目の予約をし、はれてわたしはそのチェロ教室の生徒となった。

この先、まだ知らない世界が、まだ体験したことのない喜びが、あるのかと思うと楽しみでしかたがない。

新しいことを始めるのには勇気がいると思い込んでいたけれど、難しいことじゃなかったんだ、とわかった。

ひとつずつ順を追って行動すればいい。

難しいのはむしろ、最初のただ純粋に楽しめる時期が過ぎた頃の、気持ちのコントロールかもしれないな。

先生はいつもお茶菓子を用意してくれるそうなので、単純なわたしはお菓子目当てに、飽きずに通える気がしている。